他の組織のために運用されることを前提に作られています
自組織のためだけに動かすこともできます。1組織、1つの Edge、自分たちの端末。 ただしこのシステムが想定しているのは、もっと難しい状況です。しかもその前提は、 説明文ではなくコードのほうに現れています。
想定しているのは、通信事業者・ISP・データセンター事業者・MSSP といった事業者が、 互いを見られてはならない多数の顧客組織を1つの配備で運用する状況です。 この設計の面倒な部分は、ほとんどそこから来ています。誰の認証局が何に署名するのか。 上限を引き上げてよいのは誰か。商用関係が終わったとき、稼働中の配備に何が起きるのか。
開発元は何も運用しません
ランタンネットワークスはサービスを運営しません。運用するのは事業者自身で、そのインフラの上、 その管轄の下です。事業上の好みの話ではなく、ソフトウェアがそれを前提に書かれている という話です。だから経路のどこにも、開発元のコントロールプレーンは存在しません。
その前提が、公開されるコードにどう現れているか
次の3つは今日から読めます。運用層ではなく強制コアの側にある、運用者モデルの部分です。
- テナントは自分の認証局を持ちます。共有の根に貼ったラベルではありません。 各テナントの端末は、そのテナント自身の認証局につながります。1つが侵害されても、隣には及びません。
- 席は事業者が、テナント間で、1つのプールから配分します。
その処理を担うパッケージは、冒頭で自分が何のためにあるかを述べています。
サイトの説明よりこちらのほうが正確です。
「Package seatallocation is how an MSSP divides the seats its licence grants among the tenants it operates.」
- ライセンスサーバはありません。ライセンスは署名されたファイルです。 事業者の配備が動き続けるために開発元の許可を求めることはなく、開発元に到達できなくても止まりません。 「自社のインフラ、自社の管轄」という言葉に中身を与えるのは、これだけです。 ライセンスは範囲を超える新規登録を拒否し得ますが、ステアリングを止めることも、 流れている通信を切ることも、Edge を停止させることも、機能を無効化することもできません。 そしてこれは約束ではなく、確認できる事実です。それを行い得る述語は実装されていますが、 自分のテスト以外に呼び出し元が1つもありません。この不在は未完成ではなく、 意図したものです。
自組織のためだけに使ってかまいません
自分たちのためだけに動かし、永久に何も払わない。それで結構です。塞ぎ忘れた抜け穴ではなく、 公開が本物であることの証拠です。Apache-2.0 は書いてあるとおりの意味で使っています。 自分のライセンスを集客の入口として扱うプロジェクトは、このサイトが求めている信頼を受け取る資格が ありません。
運用層について
テナント間の隔離の強制、管理コンソール、HA、マルチリージョン。この4つとも オープンソースの範囲に含まれます。商用の階層ではありませんし、今後そうなることも ありません。とりわけマルチリージョンはデータ所在が実際に実現される場所であって、 1リージョンで止まる主権の主張は飾りにしかなりません。
現在地のページに、実際に何が公開されたかを書きます。 そしてそれを書くのは、このサイトではそこだけです。設計の説明からリリースの中身を推測させることは しません。